田七人參は中国雲南省の文山という所で栽培された植物です。茎が三本でそれぞれに葉っぱが七枚あるので‘三七’とも言います。効果は血行をよくすること、また逆に止血の作用です。血行を良くする作用と止血作用の正反対の作用を持ちますが、自然界のものにはよくこういうものがあるんです。そして、それがバランスよく共生しているわけです。とにかく、血行に関しては万能の漢方と言えるでしょう。たとえば、脳梗塞の予防・後遺症、打撲、痔、鼻血、不正出血など、また月経痛のひどい方は田七人參入り鶏がらスープがおすすめです。産地の文山のすぐ後はベトナムで、ベトナム戦争の時、怪我をしたら田七人参の粉を傷口にかけて治したそうです。