秋山流「病気治療」

院長 秋山 勇人

ぎっくり腰


普段、皆様が言われている「ぎっくり腰」とは正式には、筋・筋膜性腰痛と言います。

その名の通り、筋の表面にある筋膜に、炎症が起きている疾患です。

腰の体表面から最も浅いところにおきている腰痛症です。
ですから、治療もごく簡単で、筋膜の炎症を散らしてやるだけで簡単に良くなります。

ただ、ぎっくり腰と訴えられて来院される患者さんの中に、本当はぎっくり腰ではない方が多くいます。

先程言ったように、ぎっくり腰とは筋膜の炎症だけのことをいい,

間違われ易い症状の多くは、関節性の腰痛なのです。

この腰痛も、急に「ぎくっ」と起こることがあるので、勘違いされる方が多いのだと思います。

この鑑別さえちゃんと出来れば、ぎっくり腰は1.2回で良くなります。

昔、私が学生の頃、先輩に「ぎっくり腰なんか簡単に治さないと、鍼灸で食っていけないよ」と言われたのを思い出します。
    (2009/08/05)

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