秋山流「病気治療」

院長 秋山 勇人

顔面神経麻痺

中国の鍼灸治療ではとても数多く見る疾患です。

この病気の元になる原因は疲労などの体力の低下です。

その疲れている体に風寒という邪気が外から入ってくることによって引き起こされます。

中国では気候が寒く防寒対策がまだまだ不十分なため体調の悪いとき

疲れているときに冷たい風に吹かれて発病してしまうことが多いのです。

治療は疾患部分を温めて血流を改善し、耳の付け根の顔面神経が出てくるところを集中的に治療していきます。

この疾患は慢性化しないうちに治療をはじめることが重要です。

初めのうちは、冷えによって傷害されたり軽い圧迫を受けたりしているだけで顔面神経自体がだめになっているわけではありません。

この時期に治療を開始できれば案外簡単な疾患じゃないかと思います。

私自身この病気にかかったことがあります。

中国旅行をしているときでした。
旅でヘトヘトに疲れていたときに寒い思いをし、急になってしまったのです。

私の場合その日から治療を始め約10日で完治できました。
    (2010/10/20)

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