秋山流「病気治療」

院長 秋山 勇人

痛み



 「痛み」は辛いものです。
しかし、「痛み」は「(痛む部位を)休めて治しなさい!」というカラダからのサインでもあります。無碍には出来ないものでもありますね。
さて、中医学では「痛み」をどう考えるかお話致しましょう。
中国では「不通則痛」(=通じなければ痛みを発する。)という言葉のとおり、カラダを流れている血液・リンパ・体液の正常な流れが堰き止められると「痛み」になると考えます。従って、治療はその流れを正常に戻すように働きかけるものです。
理論は単純なのですが、実際に患者様の訴える「痛み」を受け止めるにあたり、その疾患ごと、そして患者様個々の容態等、様々な条件の相違を鑑みて、即座に分析し判断する「治療センス」がとても大切です。

「秋山鍼灸院。」では、どんな「痛み」にも的確かつ適正な対処法で絶対に食い止めるという確固たる信念、そして「痛み」が本当に伝えたいこと(カラダからのサイン)を決して見逃さないという確信を持って、日々治療に向かっております。
これぞ、「真っ向治療」の心髄であり、秋山流の神髄!!
「痛み」に対して断じて譲りません!
 
【勇人くんの知恵袋】
「痛み止め」と「治す」ことのお話。
運動をした後、筋肉・関節を冷やす、打撲後(外傷)の炎症を冷やすことを、アイシングといいますね。氷や冷却材を短時間(15分程度)患部に当て、患部の熱をとることにより、炎症が広がるのを防ぐ方法です。これは「痛み止め」ということになります。
しかし、このアイシング。炎症を抑制しますが、同時に患部への血流も抑制されてしまうものです。
故に、炎症が取れた後は努めて温めて血流を良くし、患部に栄養が届きやすくします。人間が本来持っている「自然治癒」を促し、高めるのです。これが「治す」ということになります。
「痛み止め」と「治す」こと。
どちらも重要な治療要素です。
    (2012/10/27)

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