記事一覧

勉強会

ファイル 3-1.jpg

お久しぶりです。
無事に三年生になることができました。
山田です。


今回は、先週の木曜日に勉強会に行ってきましたので
そのことについて更新します
勉強会は『中国医学鍼灸研究会 霊枢2001』といいます。
こちらは、なんと名前にある通り2001年に、つまり11年前にできた会だそうです
どうしてこの会ができたのか
この会の講師であり、秋山鍼灸院。の院長でもある秋山先生にお聞きしたところ
『鍼灸師のみんなが、きちんとした中医学を理解してもらう』
ためだそうです。
現在、この『中国医学鍼灸研究会 霊枢2001』の会員は25名、そのうち鍼灸師の方が13人 
ドクターの方が2人 薬剤師の方が2人 柔整師の方が1人 鍼灸科の学生が7人
だそうです。


今回の勉強会の内容は、高身長ご指南、漢方(山茱萸、山椒、六味地黄丸)についてでした。
高身長ご指南の内容は、中医学にのっとった
『食と体(今回は身長)の関係について』
でした。

中医学では『先天之本』、『後天之本』というものがあり、
『先天之本』とは先祖や親から受け継いだもので中医学でいう腎にあります。
腎は精気をため、水を主り、気を納める機能をもつので、
身体の成長、生殖、免疫、髪、歯、骨、腰、下肢、脳、髓に関係しています
この『先天之本』にある先天の精は生まれた時点できまっており、
いきていくうちに消費していくものです。
この先天の精が増えることはありません。

『後天之本』とは食物により心身を補い、充実させるもので、中医学でいう脾胃にあります。
この脾胃は体力、気力、骨格などを維持するものだそうです。
脾には食物を消化吸収し、その栄養物質を全身の各組織に供給する機能があります
なので『先天之本』『後天之本』が身体の成長に深く関わっているといわれています。

つまり、身体を健康的かつ大きく成長させるためには、この腎と脾胃が強いことが望ましいと思われます
しかし、腎は『先天之本』先祖や親から受け継いだものいずれはなくなってしまいます。
そこで、腎を養う脾胃、つまり『後天之本』の出番です。
『先天之本』は身体の成長に関与しています。
『後天之本』とは食物により心身を補う、つまりこちらの後天の精は生きて食事を行い、
脾胃がきちんと機能すれば、先天の精の消費をおさえられるのだそうです。

脾胃がきちんと機能するためには、脾胃が健康でなければいけません。
ならどうすれば、脾胃を痛めてしまうのか
それは冷たい飲み物や生野菜、刺身など。
あと、砂糖を使った甘いものなども脾を弱らせ精神が弱り、
疳積などの原因になるそうです。

中医学では、普段食べているもの(お肉や野菜など)で体が変化していく
という大変興味深いものでした。
そして古い文献によると、馬のお肉を食べると身長が伸びるといわれているそうです。
。 

漢方は

山茱萸

六味地黄丸などにつかわれています。
味と性質は渋みや酸味、微温作用などがあり
親和性のある臓腑は肝、腎です。
・薬効
補益肝腎
肝、腎を補う作用があり、足腰のだるさ、また無力感、めまい、ふらつき等に用いる。
収斂固渋
不如意の清液の漏出、頻尿、尿失禁、月経過多、止らない汗等に用いる。

山椒

味と性質は辛く、熱があり
親和性のある臓腑は脾、胃、腎です。
・薬効
温中止痛
あたため、痛みをとる作用があり、冷えによる激しい腹痛、また嘔吐、食欲不振、下痢等に用いる
止痒
外用として、煎液を湿疹や女性陰部のかゆみに用いる。

六味地黄丸:熟地黄10.0 山茱萸・山薬各5.0 沢瀉・茯苓・牡丹皮各4.0

この漢方は腎陰虚に対する代表的処方だそうです。
腎陰虚の時は、虚熱が必ずでるので、この漢方を使うことが多いです。
肝腎不足のときは、必ず虚火上炎が発生します。
この漢方は熱を下げ、腎を補う特性があります。

この漢方には、三味の補剤と三味の瀉剤で構成され、
地黄は君薬は、その性は甘、微苦微温で滋陰補血剤であり、利尿作用をもつ
山茱萸には、斂陰養肝の効があり、地黄をほじょしている。益気健脾の山薬は、これを補助し「三補」
沢瀉の瀉腎火、丹皮の瀉肝火、茯苓の滲脾湿の三味で「三瀉」
二つ合わせて「三補三瀉」といわれるそうです。

この六味地黄丸は
慢性腎炎、高血圧、糖尿病、ノイローゼ、小児栄養不良、発育遅延、
内眼病、中心性視神経炎、視神経萎縮、網膜症、早期老人性白内障、
高血圧性眼底の変化、血液病、再生不良貧血、白血病、骨髓腫などに有効なのだそうです。