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コイ(鯉)の病に漢方

鯉命の患者さん御夫妻。ほとんどプロ。いくつも池を造り何百匹と鯉を育て。コンテストに出品して賞をもらって大満足。
その大切な鯉に病気が発生。その病気の名前は「穴あき病」。どんな薬も効かず、どんどん伝染する怖い病気だそうで、えらく落ち込んでいるので、あまり自信はなかったけど「漢方のませたら」と言ってしまいました。
「穴あき病」というのは、鯉や金魚がかかる病気で、初期には表皮の白濁点としてみられるが、重症になると鱗が剥がれ、真皮もただれ、筋肉が露出する。という鯉にとってはとても恐ろしい病気なのであります。
中医学には、長い闘病の歴史の中で培われてきた、抗菌、抗ウイルスに優れた漢方薬があります。
中でも、、中国人が一番信頼しているのが「銀翹散」。成分は
銀翹散:芦根15.0;金銀花・連翹各12.0;淡豆豉・淡竹葉・牛蒡子各9.0;薄荷・荊芥・桔梗各6.0;甘草3.0
です。
その中で、抗菌力の強い金銀花、連翹に皮膚の再生を促す牛房子を煎じて鯉の水槽に入れてもらいました。
そうしたら、たちまち効果が出て、病気が回復してきました。
傷も綺麗に分からないようになり、その上、水が腐らないようです。
めでたし、めでたし