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首、肩のこり・五十肩

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この季節、急に肩こりや首の痛みを訴える方が多くなってきます。

今年は特に冷えるので、例年より多いみたいです。

原因は、まさに冷えで、首をぎゅうっと縮こめるためにおこるのです。

頚椎症と言う疾患がありますが、これは骨の変形や腫れなどの原因で、

頚椎の関節の間にある空間が狭くなり頚神経を圧迫することによっておこる、手のシビレ、肩のこり

首の痛みなどを言います。悪化すると、五十肩、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、難聴、

そしてメニエル症候群の様な症状まで出現してきます。

実際、当院にメニエルの治療で来院された患者さんの9割以上が、頚椎の治療でよくなっております。

突発性難聴も同じような感じです。耳の周囲の神経や血流は、頚椎と関係があります。

現に頚椎症の中にバレーリュー症状と言うのがあり、頭痛・頭重感・めまい・耳鳴り・難聴・

悪心・嘔吐・眼振・眼痛・霧視などの症状所見がみとめられています。考えてみれば当然の気がしますが、

治療の現場は、整形外科・耳鼻科・心療内科と分割されていて困りますよね。

話が飛んでしまいましたが、首をぎゅうっと縮こめるために上記のような頚椎症の症状が

この季節、多数発生しております。お気をつけください。


どう気をつけるかと言うと、まずは防寒でしょう。首を冷やさないようにネックウォーマーや

マフラー等の装着がおすすめです。(私もしています)

他にも、後ろ首の下あたり(両肩甲骨の間)にホッカイロを貼るのもおすすめです。

また、お風呂にゆっくり浸かったり、岩盤浴もいいですよ。

鍼灸治療では、こういうときにはお灸を使います。お灸にも色々ありますが、鍼の上にお灸を

のせて鍼とツボを温めていく灸頭針[きゅうとうしん]というものがあって、首の冷えや頚椎症には

モッテコイです!上の様な症状が出た時には、ご相談ください。